山下レディースクリニック
卵巣のう腫がありAMHが低い場合の治療法
2011年11月9日
はじめまして
今後の治療法についてアドバイスいただければ幸いです。
結婚後2年以上経ち、2ヶ月後に37歳を迎えますが妊娠に至っていません。医師によるタイミング指導はまだ半年程でAIHの経験はありません。5年程前ダグラスカに膿がたまり手術した事から卵巣周辺が癒着している可能性を指摘され不妊の原因検査を受けました。卵管造影検査では両卵管細いものの通っておりホルモン負荷検査も異常ありませんでした。ただAMHが10以下、両卵巣にのう腫があり、排卵誘発剤や飲み薬など使用する前から両卵巣が5p程に腫れている状態です。妊娠確立の高い体外受精をすぐにでも始めたいのですがこのような状態のまま排卵誘発剤などで卵巣を刺激したり採卵しても大丈夫でしょうか?卵巣が腫れる事の原因を調べたりのう腫を治療してから挑むべきでしょうか?それともAIHなど他の治療法から試すべきでしょうか?加齢による妊娠率の低下も気がかりで妊娠への近道をさぐっております…。
回答お待たせして申し訳ありません。『さくらこ』 さんのお話から状況を推定しますに、妊娠を強く希望されるのであれば、やはり早めに体外受精に進まれることをおすすめします。卵巣嚢腫を切除する場合には、どうしても健康な組織の一部も切除することになりますので、術後は、さらにAMHが下 がってしまいます。
なお、卵巣周囲癒着があると採卵が難しくなること が考えられますので、担当医に体外受精を検討していることを伝え、考えう るリスクを説明してもらいましょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
<初診での先生の一言>“いのちは簡単なものじゃない”焦っていた気持ちを先生は尊い生命であると共に一緒に頑張ろうと教えてくださいました。結果AIH6回目で妊娠。先生には本当に感謝。何度も泣いた私をスタッフの方は優しく対応してくれた。有難うございました。
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